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1.2.5. 表操作

他のプログラミング言語にある配列と基本的に同じものとして、COBOLには表がある。COBOLの表機能を特別なものにしているのは、COBOL言語に存在する2つの文―SEARCH(6.38.1)とSEARCH ALL(6.38.2)である。

1つ目は表を順次検索し、任意の数の検索条件のうち1つに一致する表記述項が見つかった場合、またはすべての表記述項が検索され、いずれの条件にも一致しない場合にのみ停止する。

2つ目は、それぞれの表記述項に含まれる「キー」項目で並び替えおよび検索された表に対して、非常に高速に検索を実行できる。このような検索に使用されるアルゴリズムは、バイナリ検索(半区間検索とも呼ばれる)と言い、目的の記述項を見つけるため、または目的の記述項が表に存在しないことを確認するために、表の少数の記述項のみを検索する必要があることが保証される。表が大きいほど、この検索方法はより効果的である。例えば、32,768の記述項がある表でも特定の記述項を見つけることができ、15記述項以下の検索で記述項が存在しないと判断することができる。このアルゴリズムは、SEARCH ALL(6.38.2)で詳しく説明している。

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