COBOL2002標準は、テキストベースの画面の定義と処理を可能にするCOBOL言語の拡張機能を形式化している。opensource COBOLは、COBOL2002で説明されている画面処理機能を実質的にすべて実装している。
以下は、Windowsコンピュータのコンソールウィンドウに表示される画面の例である。
図1-1-TUIサンプル画面
このような画面2
は、データ部(5.6)の画面節で定義され、一度定義されると、画面はACCEPT文(6.4.4)およびDISPLAY文(6.14.4)を介して実行時に再度使用される。
COBOL2002標準は、テキストユーザインターフェース(TUI)画面のみを対象としており、最新のオペレーティングシステムに組み込まれている、より高度なグラフィカルユーザインターフェース(GUI)画面設計および処理機能は対象ではない。完全なGUI開発ができるサブルーチンベースのパッケージが利用可能ではあるが、どれもオープンソースではない。
2
この画面は、OCicという名前のプログラム―opensource COBOLコンパイラのフルスクリーンフロントエンド―のものである。