ACCEPT文とDIPLAY文による日本語データの入出力も、実質的には、PICTURE句(5.3)および本章の英数字項目の日本語(7.1)とMOVE文(7.3.1)の規則に従って処理される。
日本語項目への入力では、日本語文字(全角文字)だけを受け取る。このとき、キーボード上の文字(JIS X0201 8単位符号)は、そのまま入力すると自動的に全角文字へ内部表現形式の変換を行う。また、必要に応じて、日本語空白文字を埋める。英数字項目に対しては、英数字文字(カタカナを含む半角文字)と日本語文字(全角文字)の入力が可能で、それらが混在していてもよい。ただし、受取り側データ項目が全角文字の入力に対してそのデータを格納できない(最後の1バイトの領域)場合には、最右端の文字位置は空白文字に置き換えて再表示される。いずれにしても文法上の規定外にあるため、その後の処理については注意が必要である。